California SHOOT club



緒川集人のイギリス・フランスでの掲示板への書き込みをまとめました。

写真が少なくてごめんなさい。雰囲気だけでも味わって下さい。

帰ってきました!!from ロンドン
大会の受賞風景

緒川です。
ロンドンとパリから帰ってきました。
ロンドンでは「インターナショナル・マジック・コンベンション」
コンテスト、レクチャー、ゲストショー全てをこなしてきました。
凄く不思議なシチュエーションですよね。
普通はレクチャーとゲストショーだけか、コンテストだけなんですけど、
コンベンション側から全てでてほしいということで気合い入れて行って来ました。
大会はアメリカ、日本(僕)ヨーロッパなどから12名の出場者が参加して
行われました。

大会前は、もしこの大会で日本の優勝者である自分が負けたら
日本の大会、日本のマジシャンのレベルが低いと思われてしまうため、
相当のプレッシャーを感じざるえませんでした。

しかし、そのプレッシャーとは裏腹に大会の演技は会心の出来でした。
これほど大きな拍手をもらったのは本当に久しぶりです。
それほどの拍手でした。観客は合計300名程度、
ジャッジは8名と聞いています。

大会の演技は、もちろんジャッジに対して素晴らしい演技だったと
自信を持って言えますが、

大会前から気にしていたことが一つありました。
ジャッジシステムを採用している大会だと良くあることですが、
大会結果とは別に観客一人一人の心の中に必ず
「優勝者」がいるということ。
時としてジャッジの判定と、観客の心の中の勝者が違う場合もあり、
それは自分の望む物ではありませんでした。
しかし、優勝者発表の時にはジャッジの代表が自分の名前を
全て呼び終わる前に会場全体からものすごい拍手がわきました。

この時はじめて自分の演技が本当にこのコンベンションに来た人たち
一人一人に通じたのだと実感しました。
今まで数々の大会に出ましたが、海外でたった1人で大会望んだのは
はじめてでした。その大会で本当の意味で良い演技が出来たこと
そして結果を出せたことをうれしく思っています。

パリの報告はまたあとで・・・・
後、ロンドンの裏話もまた後で・・・
めでたしめでたし・・・パリ報告
イメージでお楽しみ下さい。
フランス報告

先日のロンドンのインターナショナルマジックコンベンションが終わった翌日、
ユーロスター(電車)でフランス、パリにレクチャーの為行ってきました。

今回のレクチャーの依頼はどこのつながりで来たのかよくわかりません。
ただ、ドイツにいる友人からもロンドンに行くのかと電話が
掛かってきたくらいですから、「緒川集人」っていう変わった日本人が
ロンドンに行くことをインターネットか何かで知ったのでしょう。
なんか有名人みたいですね(笑)

さて、今回の旅のチケットをフランスからわざわざ届けてくれたのはJB君です。
今回のコンベンションに来る際に一緒に持ってきてくれました。
その彼もパリのレクチャーに参加するということだったので、
ロンドンでも一緒に過ごしました。
ただ、彼はロンドンのコンベンションのレクチャーにも参加するので
わざわざチケットを届けに来て同じレクチャーを見せたのではかわいそうだと思い、
全て別の内容のレクチャーをロンドンでは行い、一緒にいる時間出来る限り、
「ロンドン来てよかった・・・」と思ってもらえるようにマジックを見せ倒しました。
パリに行く際はユーロスターの出発時間がJB君と違ったので、
1人でユーロスターに乗ることに・・でも電車なのに税関や荷物検査が
あるのにはびっくりしました。
電車は成田エクスプレスみたいなものですね。この電車の中だけで
イングランドの「ポンド」とフランスの「ユーロ」両方が使えます。
3時間強の電車の旅は途中からトンネルだけなので時差ボケ回復のため
睡眠をとり夜のレクチャーに備えました。・・・

さて、パリに到着。出迎えはセバスチャンという僕と同い年のマジシャンが
出迎えてくれました。セバスチャンという名前はパリでは大分クラシックな
ようですね。日本語でいうと「三志郎」みたいな物でしょうか・・・?(笑)
彼が、ホテルへタクシーで連れていってくれて、その後パリを1時間から2時間ほど
観光しました。その間に探したのは「ルネマグリット」の絵ですね。
見つからないと困るので見つかったときには片っ端から買っていったのですが
さすがにパリだけあって、あちこちで見つかり、最後は大変な量になってしまいました。
さて夜になってついにレクチャーですがこのレクチャーには
過去様々なマジシャン達が来たと言っていました。
全て覚えていませんが、知っている名前では
ユージーン・バーガー
ボブ・コーラー
マックス・メイビン

などです。他にもいろいろ有名な人がいたように思います。
気合いを入れてレクチャーをしなければ・・・と思いました。

それに僕を呼んだクライアントは気合いが入っています。
レクチャーに重みを出すためにレクチャー前は控え室から
出ないでほしいとか、レクチャーの最初には、
10分ほどデモンストレーションをしてほしいとか・・・
いろいろ考えていたみたいです。彼から最初のデモンストレーションに
「大会の優勝ルーティンを・・・」といわれたので僕は断り「違った物を
見せます」と伝えました。彼は「最初のイメージが大切だ」と言ってきたのですが
僕は「最後のイメージはもっと大切です。レクチャーの一番最後に大会の演技を
皆さんに見せます」と言ったところ、彼は納得してくれました。

そしてレクチャーです。オープニングのショーは10分ほどのもので
ジャンボコインのルーティンやコインマトリックス、デックを使った
特殊なルーティンや最後はメンタルマジックなど・・・様々見せました。
レクチャーの内容も充実していたと思いますし、質問も適度にでてきたので
なかなかでしょう。間の休憩を挟みましたが、休憩の間も熱気は覚めない様子です。

後半のレクチャーも順調にスタートしましたが、自分はレクチャー中に相手が理解したと感じたら、
別の方法を使ってその現象そっくりな物を見せたり、途中から一気に
別のエンディングに行くなど、とにかくエンターテイメントして、
好奇心や集中力を途絶えさせないようにしています。
そのおかげで客席からは驚きや、笑いが絶えないレクチャーになりました。
もちろん大会で行ったルーティンはレクチャーの最後です。
演技をはじめたところで観客が凄く静かになるのがわかります。
たった8分強の演技ですが、その演技を見せ終わりレクチャーもついに
終了です。が、今までに無かったことです。
レクチャーを終わった時点で60人強いる観客全員がスタンディングオベーションに
なったのです。この大きな拍手と観客の表情を見て、レクチャーという物は
教えるというだけでなくエンターテイメントなのであると改めて確認しました。

おそらくは今まで行ったレクチャーの中でベストの物だったと言えます。

その興奮を持ったまま、クライアント側とセバスチャンそして自分とで
食事に行き、フランスの料理を食べてきました。
セバスチャンに「フランスの代表的な料理ってなに?」と聞いたところ
彼は「フレンチ・フライ(日本で言うフライドポテト)」と・・・
フランスが嫌いになりそうでした。
まぁこれは本当の事ですし、他にも沢山の料理があるということでした。
おいしい食事を頂き、きっついお酒をいただき・・・
ギャラを現金で持っていたため、落とさないように気を付けてホテルに戻りました。

翌日は朝食をホテルの近くでとり、ユーロスターの駅で母へのクリスマスプレゼントを
買いました。パリですから何か良い物があれば・・・と思って見つけました。
ちょっといい値段でしたが、デザインが良いので買ってロンドンにもどりましたが、
この買い物が終わった後、袋を見たら・・・ロンドンのメーカーでした(苦笑)。

でもロンドンに戻っても買い物が出来るか心配でしたからこれはこれで良しと
言うことで・・・めでたしめでたし・・・


ここからはオフレコ


大会終了後に届いたメールをそのまま載せます。
強気の発言は愛嬌で勘弁して下さい(笑)。

International Magic convention というのが正式名称?
30日に大会、レクチャー
31日にショー、レクチャー
というスケジュール。
基本的にディーラーズブースは常にオープン。

29日昼過ぎにロンドン到着。
税関を難なく通過。
キャッスルで会って僕をこのイベントに推薦した
リチャード・マクドゥーガルが空港で出迎えてくれた。

彼は数年前のFISM2位 彼の演技は面白い。
FISMの本番前に関係者から「君は今回優勝できないけど
がんばって!」と言われてFISMにむかついた経歴あり。
でもとってもいい人。今回の一押しの仲良し。

空港からホテルへ。ホテルから大会主催者のマジックショップへ
挨拶を済ませ、ホテルへ戻る。
大会は翌日だったためのんびりとその地域を歩いて回る。

アメリカからクリス・コーン(アポロと僕の友人30歳でマジシャンの
間では相当有名。筋の良いマジシャン。FISMにも出演経験あり)

到着。空港で税関に引っかかり4時間待たされたと笑いながら怒ってた。
前日からイングランドの人たちと、主催者とその他のマジシャン達で
飲みに入る。盛り上がりすぎて、夜2時まで続く。

翌日の事を考えて2時過ぎには寝た。

前日に大会のオーダー(誰が出演するかと演技順番)を知らされる。
大会参加者12名。
11時4名、1時4名、3時4名と1人一回だけの演技で
ジャッジは8名。観客は250名ほど。

自分の回は3時の回。4人の内の2番目。
悪くない場所だと感じた。
クリスコーンは1時の回の最後4番目。
カメラとモニターを使用する形。東京ガリバーで
やったやつに近い形。

ルーティン
コイン4枚の出現。(観客の腕の上に4枚目が出現するやつ)
すんごく普通のマトリックス〜すぐに8枚のコインマトリックス
キャッスルルーティン(通称、田中直基ルーティン)
NINJAリング

3時からの回まで時間があったので
ディーラーブースでレクチャービデオと
ノートを売り始める。ここではリングは全く見せず温存。
商品もリングは売り切れていて持っていかなかったので好都合。
ビデオの中にワンハンドマトリックスが入っているので、
多少見せる。演技の量は少な目にしたが、観客がワンハンドを
知っていても8枚のマトリックスはそれのひねりなので、
セリフの印象だけ観客に付けるように意識した。
そのかいあってか、

コインの出現以降、柳田さんの作戦炸裂。
レギュラーのマトリックスから、例のセリフ(片手を怪我したので・・・
から、一気に8枚に)
客席から歓声とため息、オーマイガーシュ等々・・・
コインが消えたところで凄い拍手。リバースしたところで
大歓声。
柳田さんが選んだキャッスルルーティンは、少し短めでインパクトを維持。
カードマジックが下手な僕には良い素材。審査員は誰も
僕がカードが苦手だと気付かない。さすが柳田采配。

NINJAリング。
100パーセントの出来。
スピンは叩かず、さわるだけでリンク。
スピードはゆっくりなくらいだったが、観客からは
拍手と言うよりもため息が漏れる感じ。
ワンハンドは最短、最小、ソフトに一発でリンク。
3本目と4本目をはずした後、すぐに話し始めずに、
自分の中で大きく一息ついて観客に目を向けた。
観客が我に返り、会場が揺れるくらいの拍手。
ジャッジも観客も司会も誰もが演技を堪能したようだった。

大会もスムーズに終わり、レクチャー1時間半をこなす。
大会の結果がでる前から2人の年輩の人が話しかけてきて、
レクチャーツアーをヨーロッパで行わないかと誘いに来た。

大会二日目。クローズアップショーを3回こなす。
それ以降ディーラーをこなし、売上を伸ばす努力。

6時になり大会結果発表。
この時ばかりはコンベンションに参加した全ての人が
一つの部屋に集まり盛り上がる。
特別賞、3位まで発表。

審査員
「2ndプレース from カリフォルニア クリスコーン」
2位はクリスコーン。詳しくそのうち話す予定ですが、
僕もクリスも彼が2位に入るとは思っていなかった。
会場大盛り上がり。

審査員
「1stプレース from カリフォルニア 
from オリジナル JAPAN shoot Ogawa」
名前を読む前の「オリジナルJAPAN」のところで
驚くほどの拍手。この拍手の量で優勝したことを肌で感じる。
ジャッジと観客のどちらも自分を一番だと心から認めてくれていると
理解できた。

優勝と同時に来年の依頼が合計3つほど入った。
どれが本格的になるかは別として、有意義であったと思う。

大会終了後はやはりみんなで飲みに入る。
翌日はパリへ行かなければならないが・・・

とりあえずコンベンションの報告。

shootより